2018/04/23

アクセス1桁時代の作品 ~貧乏人の身に起こった唯一例外的な日~


この世界を生きている人なら誰でも、「あの日は例外的だった」と思う日があるんじゃないだろうか?

ザッと人生を振り返ってみて、普段とはちがってちょっとおかしい、いや、かなりおかしいと感じる日を、すでに経験済みなんじゃないだろうか?

私も経験した。人生で唯一例外的だと感じる日を。

それは私が貧乏の最中にいた頃のことだ。

今もまだ十分貧乏だと言えるけど、この話は貧乏の段階で一番底にいた頃のことだ。

私は小説を書いていた。狂ったように文章を書いていた。

髪を切りに行く時間も惜しむほど。




しかしいくら文章を書いても1円にもならなかった。各出版社の文学新人賞にくり返し応募したが、すべてはねつけられた。

アメブロで作品の一部を公開してみたが、何の反応も得られなかった。

文章を読んでもらうのに、こちらがお金を払わなければならない、そういう空気を感じていた。

ちなみにこれは、私がアメブロをやっていたときのアイコン。




書くことに専心しながらも、生活費をどうにかしなければならなかったので、日雇いで工場で働いていた。

サプリメントに出荷用のバーコードを貼る仕事。




インスタントラーメンに卵一個落とせるか否か、いや卵なんて贅沢過ぎる、という生活。

カツカツだった。





そんな中、それは起こった。人生で唯一例外的なできごとが。

大きな鳥が部屋の中に舞い込んだ。いったい何の鳥だか。たぶんあれだ、幸福を運ぶ鳥、コウノトリ、ないしその仲間だろう。





なんという奇跡。鳥が頭に卵を産み落としていった。私の生活状況を知っていて、わざわざ卵を産み落としていってくれたにちがいない。

その幸運の鳥の声が聞こえるようだった。

「貧乏でも、インスタントラーメンに卵ぐらい入れなよ。ぐんとおいしくなるよ」






☆☆☆あとがき☆☆☆

画像ファイルを整理していたら、懐かしい物がたくさん出てきたので、組み合わせて話を一つ作ってみました。

今の私の現状を説明するのに、ちょうどいい話になったと思います。

貧乏でも楽しく生きていきたいです。






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